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資産840億ドルの投資家 ウォーレン・バフェットから学ぶ成功人生の送り方

資産840億ドルの投資家 ウォーレン・バフェットから学ぶ成功人生の送り方

(写真)Mark Hirschey – Work of Mark Hirschey, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2581999による

 

ビジネス、特に投資の世界では、あまりにも有名なウォーレン・バフェット。もはや、世界で成功している投資家の代名詞レベルの域に達している超大物ですね。

ただ、彼が『投資の神様』そして『オマハの賢人』とまで称され、大きな尊敬を受けてきている理由は、単に投資ビジネスで大きく成功したからというだけではありません。そのプロフィール以上に、投資以外の慈善活動や根本的なものの考え方といった人格的な部分が極めて非凡だからです。

本記事では、大成功投資家を参考にしたい5つ星Magazineの読者様へ、人格者であるウォーレン・バフェットの投資に対するスタンスや人生観をご紹介していきたいと思います。

成功者ウォーレン・バフェットのプロフィール

12019 / Pixabay

ウォーレン・バフェット(Warren Buffet)は、1930年8月ネブラスカ州オマハの生まれ。父は、後に下院議員となりますが、ウォーレンが生まれた時には証券会社を経営しており、生まれた時からすでに投資家として育つ環境があったといえます。

そして、すでに10代の頃から自分名義の株式を所有するなど、株式会社や株主という概念を理解していたようです。

また、この頃から探究心も極めて強かったようで、10歳の時には、オマハ図書館にある「金融」というタイトルのついた本はすべて読んでしまったとインタビューに答えています。

大学は、1947年にペンシルベニア大学に入学します。しかし、もともと投資を学びたかった彼は、『賢明なる投資家』の著書であり、彼が当時最も尊敬していたベン・グレアムが教鞭をとっていたコロンビア大学のビジネススクールに入学することになります。
そこで、ベン・グリアムから徹底的に投資の技術を叩き込まれていくわけです。

ウォーレン・バフェットの成功実績

ウォーレン・バフェットの家庭は、貧乏ではなかったようですが、特に大きな資産がある家庭でもなかったようです。彼自身が、投資理論を学びながら、一代で資産形成をしたと考えて良いでしょう。

基本的には、師匠であるベン・グリアムのセオリー通りに投資を重ねていき、30代の時点での総資産は100万ドルを超えました。その後、概ね順調に資産を大きくすることに成功し、56歳の時にミリオネアの仲間入りをします。さらに、その後も資産増大は進み、70代前半における資産は400億ドル近くに到達したという、まさに投資の神様なのです。

彼は、彼が筆頭株主であるバークシャー・ハザウェイという投資会社を通して資産をここまで増大させたきましたが、その投資対象になった主たる銘柄は、以下の4つとされています。

  1. ウェルズ・ファーゴ(銀行)
  2. コカ・コーラ(飲料会社)
  3. IBM(コンピューターメーカー)
  4. アメリカン・エクスプレス(信販会社)

上記1のウェルズ・ファーゴと、4のアメリカン・エクスプレスは、実は創業者が一緒です。経営の事業内容と経営者を重視するバフェットからすれば、投資する相手の人間としては3人ということになるかもしれません。また、彼はそれ以外にも、敵対的買収の危機に陥っていたソロモン・ブラザーズから救済要請を受け、1987年から7億ドルを投資しています。

基本的には、長期的かつ高成長性の事業にしか投資しない彼にとって、ソロモン・ブラザーズはその原則から外れるものでした。しかし、当時のCEOの人格を高く評価していた彼は、救済をすることに意思決定したようです。

その後、ソロモン・ブラザーズはスキャンダル絡みなどでゴタゴタが続きますが、それらを収束させるために社会的信用が高いバフェットがCEOのポジションに就いて手腕を発揮し、事態を収束させました。

ウォーレン・バフェットの投資手法

AbsolutVision / Pixabay

ウォーレン・バフェットは、投資の神様とまで言われる世界最高峰の投資家ですが、彼の投資手法はいたってシンプルなものです。

まず、彼はいわゆる長期投資しか基本的には行いません。つまり、短期的に利ざやを取るために資産の売り買いを頻繁に行うようなことはしないわけです。そのようなスタンスや手法は「投機」として、自分のやっている「投資」とは切り離して考えています。

彼の投資に関する基本的なスタンスは、資金拠出を通して事業に参画する、というものなので、その投資先の選択については、銘柄を選ぶというより、事業と経営者を選択する、という考え方に近いです。

したがって、それがまずは永続的に利益を生む事業であることが大前提で、現状のすでに出ている結果よりも成長性を重視します。そのため、その事業内容と経営者に関して、自身が絶対の確信を持てないならば、それはもはやハイリスクであるというほど厳しい視点で研究をします。彼によれば、優良な会社とは、25~30年偉大であり続ける会社ということになるそうです。

逆に言えば、そこまでの確信が持てたなら、もう絶対に揺るがないという自信と信念を持っています。したがって、誰が何と言おうと関係ない。自分なりの分析の結果としてGOが出たものについては、「買うべき時に分析するのは時間の無駄」とまで言い切ります。まぁ、一言で言えば頑固ということになるのかもしれませんが、彼は自分の原則を非常に大切にします。そして、その原則を守り抜くというのが、彼の投資手法の核心部分です。

自分の理解できない事業には、一切投資をしてきませんでした。

例えば、1990年代後半に、ITバブルがあり、周辺の投資家や専門家がいろいろと言う中、全く相手にしなかったようです。彼にとっては、理解のできない事業に投資をするのは好きでもない人と結婚をするようなもの、だそうです。

デリバティブについては「金融の大量破壊兵器」とまで言って、全く関心を示さなかった一方、生活を豊かにするのに必要なものとしてアイスクリームショップのデイリークイーンの事業内容と経営者に共鳴し実際に投資を行っています。

「一本の小論文も書けなければ100株も買わない方が良い」

この彼の言葉が、投資の前に、対象となる事業をどれだけ知り尽くすかを顕著に示していますね。

また、彼の投資手法の特徴の一つとして、基本的に待つスタンスが挙げられます。彼は、一度決断をして投資をすると、基本的には長期で保有しますので、株式市況について細かい情報は普段必要としません。むしろ、社会の経済的、政治的な状況にも左右されないような事業を選んでいるので、短期的な細かい情報を積極的に集める必要はないのです。

基本的には打ちたい球が来るまで待つ、というのが彼の基本スタンスであり、ここにも徹底した長期保有の原則が現れているように思われます。

ウォーレン・バフェットの人間的魅力

jackmac34 / Pixabay

ウォーレン・バフェットは、前述のように一代で大きな財産を作り上げたスーパービジネスマンですが、その性格はいわゆる強欲なイメージの人物ではありません。

その実、実際に築き上げた資産の大半を、2006年に、仲の良いビルゲイツ夫妻が運営する「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」に寄付してしまっています。

そして、3人いる自分の子供たちには、親として一人当たり5万ドルずつを残せば十分という考え方のもと、家族には相続資産を残さない方向でいます。

彼のお金あるいは資産への考え方は、稼げる人間が稼ぎ、それを稼げない多くの人のために良い方法で使う、というものです。つまり、決して彼は自分だけのために資産形成をしているということではないということですね。

彼によれば、例えば世の中の1%の人だけがお金を稼いでいるとすれば、その1%の人々は、残りの99%の人たちのために正しく使う必要があるというわけです。ちなみに、ビル・ゲイツも同様の考え方をしている人物だそうで、彼らにとってはお金は稼ぐことより使うことの方が難しいのだそうです。

その発想には、単なる投資家、あるいはビジネスマンというより哲学や宗教に近いものを感じます。実際に、ウォーレン・バフェットは大資産家であるにも関わらず、その生活ぶりは極めて質素なものだそうです。

もしかすると、彼にとって投資とは、自分が社会貢献、あるいは生きている理由としての役割を果たす手段であるに過ぎないのかもしれません。

まとめ

賢人ウォーレン・バフェットの成功のプロセス、いかがでしたか。

自分の確信が持てるルールを作り、そして絶対にそれを守りきる。このシンプルな投資手法は、単に投資の世界だけでなく、私たちの生き方にも通じる普遍性があるような気がします。そして、最後に彼のこの素晴らしい言葉を記しておきましょう。

「成功よりも失敗の方が価値がある」

以上、840億ドルの投資家 ウォーレン・バフェットから学ぶ成功人生の送り方でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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