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米10ドル札紙幣の肖像画 アレクサンダー・ハミルトンのご紹介

米10ドル札紙幣の肖像画 アレクサンダー・ハミルトンのご紹介

世界の経済大国アメリカへお仕事、バカンス、またはリゾート旅行などを楽しむ予定の方へ。

アメリカ紙幣でよく使う、10ドル札の肖像画人物、アレクサンダー・ハミルトンについてご存知でしょうか? また実は英国のアクトン卿から「バークを超える世界随一の天才」と絶賛されていたことをご存知でしょうか?

本記事は、世界を旅する5つ星Magazineの読者さまに、偉大なる人物、アレクサンダー・ハミルトン氏を知る上での基本と、掘り下げた情報をご紹介いたします。

アレクサンダー・ハミルトンの生い立ち

  • 生誕:1755年1月11日
  • 死没:1804年7月12日(47歳)
  • 出生地:セントクリストファー・ネイビス

1755年~

アレクサンダー・ハミルトンは、1755年1月11日に、現在はアメリカ南東の小さな島、当時は英領西インド諸島、グレートブリテン王国ネイビス島で生まれました。父はスコットランド人の商人で、母親はフランス人という極一般的な家庭というより、かなり貧しい家系の出身でした。

13歳で孤児となってしまい、ニューヨークの商人の元、セント・クロイ島で働き、経営を任されるほど優秀であったとされています。また新聞へ自身の詩を寄稿するなど、詩人としてその文才は高く評価されていました。

その高い才能が援助を呼び、1773年に18歳で名門コロンビア大学に入学し、政治、歴史、文学、哲学から知慮を磨き、その文才をさらに磨き上げ確かなものにしていきます。

『大陸会議の措置に関する敵の中傷に対し、その措置を全面的に擁護す』や、愛国派の見解を表明した『その農民の見解を論駁す』などの公的文章へと関わっていくことになります。

1787年

フィラデルフィア憲法制定会議に発案し、アメリカ合衆国憲法の起草者となりました。

古き英国の法思想「法の支配」に基づくコモン・ロー化した憲法を生み出したとされており、現代でのアレクサンダー・ハミルトンは、立憲主義の著名な思想家として、執筆者として知られることになっていきます。

1789年

1787年3月に、ニューヨーク邦議会より憲法制定会議への代表として派遣され、9月17日にアメリカ合衆国憲法の草稿を作成し、憲法草案に署名をし、1789年9月11日、ワシントン内閣の財務長官に任命されることになります。

 

アレクサンダー・ハミルトンの思想や功績

新生国家である米国に対して、外国から何時もrespect(尊敬)され、disgrace(侮蔑)を受けないこと。justice(道義)/honor(名誉)/honest(正直)/character(品性)を失わないこと。

このように、根底に倫理・道徳と宗教信仰を重視していました。

  • 「美徳もしくは道徳性は、民選政府に欠いてはならない源泉である、とはまったくの真理である」
  • 「国民的道徳が宗教的原理を排除しても維持できるとは、頭で考えても、経験からしても、思えない」

などのメッセージを残しており、「国民の財産権を尊重し、社会や政府に関係して、「善と悪、あるいは正義と不正義を差別するすべての思考を終焉させる」と説いています。

アレクサンダー・ハミルトンは、スコットランド哲学、とりわけデイヴィッド・ヒュームに強い影響を受け、その影響は、「あらゆる人間は悪人である」などのヒュームの『人間本性論』などにも受けています。

法思想においては、エドワード・コーク卿の『英国法提要』『判例集』とブラックストンの『イギリス法釈義』に影響を受け、17世紀初頭の古き英国の法思想に基づき、国王なし、貴族なしの政体において、コモン・ローの精神「法の支配」を制度化できるよう、アメリカ合衆国憲法を起草したそうです。

なお、アレクサンダー・ハミルトンは、シャルル・ド・モンテスキューの『法の精神』から三権分立を学んだとされています。

 

ハミルトン外交

当時、大国である英国(人口2,000万)とフランス(人口2,700万)の係争や戦争に巻き込まれないよう、“無関係主義”という「中立」を新生の小国であるアメリカ合衆国の外交における国是としていました。

「中立」のためにも強力な軍事力の保持が必要であることを訴えています。

残されている言葉として、「国家とは絶対的な不名誉に対しては意気地なく屈従してはならない(剣を抜け)」(1790年、ワシントンへの献策レター)があります。

 

オススメする動画と名言

現代、こと日本には忘れられがちなアレクサンダー・ハミルトンではございますが、彼の残した軌跡を動画で探してみました。

アメリカの建国の父の一人として、アレクサンダー・ハミルトンが現代に伝えられているのは、ミュージカルや、詩人、音楽の分野でした。

そのミュージカルは、あのオバマ大統領が解説しているほど、それはアメリカの建国の過程や歴史を知る上ではやはり無くてはならない存在であったことが見れますね。

ミュージカルに構成されている楽曲に、アレクサンダー・ハミルトンの生涯が要約されているようにも思えました。

  • 「歴史が君を見つめてる(History has its eyes on you)」
  • 「ヨークタウン(世界が引っくり返った)(Yorktown (The World Turned Upside Down))」

貧しい孤児から立身してアメリカ独立戦争に立ち上がり、軍人・官僚として「合衆国建国の父」の一人となったアレクサンダー・ハミルトン。

それは、ミュージカルやラップにしやすい生涯のストーリーであったのでしょうね。

その波乱万丈をラップミュージックで描いた2015年のミュージカル『ハミルトン』。

2016年6月のトニー賞受賞式は、オバマ大統領夫妻からのメッセージも添えられて、2009年にも、ホワイトハウスの詩人の会(Poetry Jam)で「ハミルトン」の構想をリスペクトし披露されています。

これらの動画は、300万回以上もの再生回数を稼いでおり、アメリカ国民へのアレクサンダー・ハミルトンの功績が、現在でも音や言葉で伝えられていることがわかります。

 

最後に

アレクサンダー・ハミルトンは、こと日本においては比較的有名な人物にはほど遠いのですが、書物などの世界を見れば、インターネットより比重としてその功績が多く発見できるかもしれません。

現代には、インターネットが情報集収集の主流になっていますが、この1700年代後期の情報はなかなかネットで探していくのは大変な年代ですよね。

検索エンジンのグーグルが創業しているのが1999年ですので、インターネット上を検索するそのリソースは、1999年以降に生まれたコンテンツが殆どです。

アレクサンダー・ハミルトンのイギリスとアメリカの関係を、言葉で見つけ活躍していくその活躍を忘れないようにしたいものですね。

米10ドル札をてにしたら、何かアレクサンダー・ハミルトンのような、詩的な名言集でも買いたくなる思いに駆られるのは筆者だけでしょうか。

以上、
「米10ドル札紙幣の肖像画 アレクサンダー・ハミルトンのご紹介」でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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