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世界最高峰の高級な椅子をご紹介

世界最高峰の高級な椅子をご紹介

お年を重ねていくと、日常でも椅子に座っている時間は長くなってきますよね。

西洋文化が入ってくる以前の日本人にとって椅子は、特別なモノ、特別な人が使うモノと捉えられていました。「社長の椅子」「大臣の椅子」など慣用句があるように、特別な地位を表すのもその名残と考えられております。

本記事では、高級志向の5つ星マガジンの読者様に、世界でも最高峰とされる椅子を多種取り上げてご紹介して参ります。

【3億円?】「lounger」の硬そうな椅子

最初に紹介させていただくのは「lounger」(ラウンジャー)と名付けられた、アルミニウムとグラスファイバー製の椅子です。

  • 発売時期:2007年以前
  • 販売:Christie’s
  • 価格:240万ドル(推定)
  • デザイナー:Marc Newson(マーク・ニューソン)

オーストラリアのインダストリアルデザイナーであるマーク・ニューソン。その新進気鋭なデザインは、オブジェクトの既存スタイルを、根底から見つめ直して、流線型、円形を多用した多次元的な空間に対して、斬新な素材色を使うことで世界的な評価を受けています。

実績としてニューヨーク近代美術館、ロンドンのデザインミュージアムには、彼の作品が永久収蔵品に選ばれるなど、後世のデザイナーに多大な影響を与えているインダストリアルデザイナーと言えるでしょう。

イギリス大衆紙『Sun』のヘッドラインで、「100万ポンドの安らぎ」と称され、実際の座り心地は非常に硬そうですが…さて一体どうやって座りましょうか?

このlounger(ラウンジャー)という椅子の形は、プールサイド、ビーチサイド用に呼称される形式ですから、やはり海でしょうか? そこまでどうやって運んで持っていくかが問題でしょうし、太陽の暑い日差しで目玉焼きも焼けてしまいそうな気さえします。

くつろぐには少々難しそうではありますが、芸術的価値の非常に高い文化的な椅子、という面では、人間の行為そのものに幅を広げてくれていることは、デザインという世界の為せる妙技と貢献であり、その観点からも後世に受け継がれるものなのでしょう。

デザイン・アートの世界は、実用性以外にも「可能性の拡張」という役割があるようですね。座っている時に良いアイディアが浮かんだりしそうな、素敵な椅子だと思います。

【4300万円】J・K・ローリングが使ったハリー・ポッター執筆時の椅子

続いてご紹介する椅子は、多くの方がご存知の『ハリー・ポッター』に縁のある椅子です。

2016年4月6日、イギリス人作家J・K・ローリングさんが人気児童小説『ハリー・ポッター』を執筆した際に座っていた椅子がニューヨークの競売にかけられ、39万4000ドル(約4300万円)で落札されました。

  • 製作:1930年頃
  • 販売:Heritage Auctions
  • 価格 : 4300万円
  • 使用者:J・K・ローリング
  • 特色:本人の直筆メッセージ

大人も子供も夢中になる小説ハリー・ポッター。その小説のシナリオは、J・K・ローリングがこの椅子に座って書き下ろしました。この椅子で執筆された作品は、1997年に出版された『ハリー・ポッターと賢者の石』と、1998年『ハリー・ポッターと秘密の部屋』という不朽の名作です。

1930年代のオーク材の製品でとても質素なもの。当時シングルマザーとして、英スコットランドのエディンバラの公営住宅暮らしの貧しい生計だった頃に貰い受けた椅子で、4脚がセットになっていたものの不揃いの1脚です。

おそらく、後世に残るであろう世界的名作が、この椅子に座った作者から創出されたということで、まさに歴史の証人的な椅子です。4300万円の高い評価額にも納得せざるを得ません。まだ値段が上がっていく可能性もありますね。

競売を主催したヘリテージ・オークションズによると、「この椅子にはハリー・ポッター原作のJ・K・ローリングさんによって『きれいに見えないかもしれないけれど、見た目で決めつけないでくださいね。私はこの椅子に座ってハリーポッターを書いたのです』と、椅子に直筆でペインティングされてます」ということです。

4300万円で落札できた資格のある方は光栄ですね。だってもしかしたら組分け帽子が落札者を選んでいたのかもしれません。

【2000万円】PlumeBlanche’sのダイアモンドソファー

  • 国:フランス
  • 製作:PlumeBlanche’s(プリュムブランチェ)
  • 製作数:50脚
  • 特色:ダイアモンド装飾

椅子からすこし話題をそらして、ソファーもご紹介します。

フランスと言えばおしゃれでデザイン性の高い高級家具が容易に思い浮かびますが、そのフランスの中でも特にセレブ御用達の最高級家具メーカー、プリュムブランチェが限定50脚で製作したソファーがこちら。

フレームはマホガニー材で、実用性も耐久性も期待できます。しかしさらに価値を高めているのは、美しい白色の皮張りに光っている要所ボタン部分を、ダイヤモンドとプラチナ仕様にしたこと。贅を極めようと細かな素材にも徹底的にこだわった、実用性のある超最高級ソファーと言えるでしょう。

ちなみにこのプリュムブランチェは多様なソファーを数多くラインナップに揃えています。

きっと5つ星なお気に入りの最高級ソファーが見つかることでしょう。

【15~40万円】仕事のできる人「HermanMiller」のワークチェア

  • 製作:HermanMiller
  • 仕様用途:人間工学に基づいた製品の数々
  • 対象:あらゆる作業に

総務省のある情報によると、スタバやカフェでカタカタPCを触って仕事している人々の数は、激増しているようです。

Wi-Fiさえあれば生きていけて(生計を立てられる)オフィスも持たず、カフェを転々としている方々を、ノマドワーカーと呼ぶことがありますが。PCで収入を得るその世界は、事実数年前より現実的になっており、ネット世界にも収入格差が非常に大きくなっています。

デスクワークの種類を挙げたらきりがありませんが、1日10時間も座って仕事をしている人のお尻が心配ですね。きっと腰も痛くなってしまうでしょう。腕は常に前方に伸ばしているため、肩甲骨のコリも必然。

そんなデスクワーカーの救世主といわれているのが、このアーロンチェア。

人間工学に基づいて快適な座りごごち…というより作業効率を高める、いわば、より長時間の作業ができてしまう悪魔のシナリオです。

実際にスタジオで作業しているレコーディングエンジニアさんにお話を伺ったところ、「もうこれなしでは仕事なんてできない」とおっしゃっておりました。快適な座りごごちを約束するよりも、より集中できたり、より疲れを軽減させたいお方には、HermanMillerは、最高のチェアーとの呼び声が高い椅子です。

 

【22億円】スーパーコンピュター「CRAY-1」の椅子

次にご紹介する「椅子」は、正確には椅子ではありません。「世界一高価な椅子」と呼ばれていたソレは、 1976年に納入されたスーパーコンピューターで『CRAY-1』と名付けられました。
cray-1
見た目はご覧のように円柱状の椅子そのものでございます。

  • 名称:CRAY-1(クレイ ワン)
  • 価格:22億円
  • 設計者:クレイ・リサーチ

CRAY-1(クレイ ワン)は、シーモア・クレイという人物が率いるクレイ・リサーチ社が設計し、当時世界最高速を誇っていました。
そしてこのCRAY-1の当時の価格は、790万ドルでした。その時のレートが1ドル約280円でしたので、換算すると22億円強という桁外れな価格ではありますが、スーパーコンピューターということであれば現実的な額だと思われます。

参考までに日本が誇るスーパーコンピューター『京』のお値段は、構築費が1120億円とCRAY-1の値段とは桁違いではありますが、当時とは物価が異なるためどちらが高いとは言い難いところです。しかしながら、いずれにしても大変に高額であることは間違いありません。

補足ではありますが、スーパーコンピューター『京』の場合、運用費が年額80億円もかかります。

その内訳ですが、

  • 電力代22~29億円
  • 計算保守費23~32億円
  • 運営費12.6億円
  • その他保守費14~17億円

これはもう、個人レベルで所有するものではありませんね。

そこまでの巨額の投資をされた、部分としての「椅子」。果たして椅子のスペックはいかがなものだったのでしょうか?おそらく世界最高のスピードで、疲れも取れること間違いないでしょう。

あとがき

ここまでの長文をお読みくださり、ありがとうございます。

家具には実用的な意義と、芸術的意義が含まれていると筆者は感じているのですが、中でも椅子は形の自由度が高く、アートを感じさせるものが多数ありますね。

5つ星マガジンの読者様は、日々どんな椅子に座っていらっしゃるのでしょうか?
これから本格的に一生涯を共にする椅子をお探してあれば、本記事のような桁外れな椅子も知っておいて、買う時の参考になれば幸いです。

以上、
「世界最高峰の高級な椅子をご紹介」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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