世界で最も高額な指輪4選

世界のトップに君臨する高価な宝石に関心があり、いつか購入も考えている5つ星Magazineの読者様へ。
本記事では、世界で最も高級で特別な指輪をご紹介いたします。
約7,000万ドル ダイヤのみで作られた指輪(The World’s First All Diamond Ring)
ファセットダイヤモンドで作られた150カラットの指輪
出典:NYDailyNews
指輪を手がけたのはジュネーブのジュエラーShawish
オールダイヤモンドリングの正面画像
オールダイヤモンドリングの斜め横画像
オールダイヤモンドリングのサイド側
150カラットもある指輪は重さが約30グラム
世界で最も高額な指輪としてノミネートされたのは、全方位どこから眺めてもダイヤしか見えないオールダイヤモンドの指輪です。
こちらの指輪のお値段は、約7,000万ドル(日本円で約79億円)。7,000万ドルの指輪と聞いて、驚きを隠せない方がほとんどではないでしょうか。まさか、すべてがダイヤでできている指輪を作ろうなんて、誰も思わなかったはずです。
ダイヤモンドのみできた指輪を製作したのは、スイスのハイジュエラーShawishです。総カラットは、驚きの150カラットで、重さで表すと30グラムにもなります。もし、このオールダイヤの指輪をはめたとしたら、指にかなりズシリとした重みを感じるのではないでしょうか。
ダイヤモンドの原石を削って作られたこちらの指輪ですが、特殊な機械でダイヤモンドを削って作り上げたそうで、製作期間はなんと1年もかかったそうです。これだけ手が込んでいて、ダイヤモンドのみで構成されている光り輝く指輪。この値段はもしかしたら妥当といえるかもしれません。
約5,000万ドル オッペンハイマー・ブルー(The Oppenheimer Blue)
14.62カラットものブルーダイヤの指輪
出典:Christies
稀少なファンシービビッドブルーのダイヤモンドの指輪
出典:BBC NEWS
光の当て方で深い青色にも見える
ブルーダイヤはこの世に0.0001%しかないと言われている
出典:NBC NEWS
超高級指輪の第2位を制したのは、美しい青いダイヤ、オッペンハイマー・ブルーです。価格は、約5,000万ドルで、日本円に直すと約76億円相当。カラットは14.62カラットで、重さは2.924グラムです。
ダイヤモンドの色は、カラーダイヤモンドの中でも数が限りなく少ない、ファンシービビッドブルーです。さらに付け加えると、ブルーダイヤモンドはダイヤモンドの世界で0.0001%しか存在していないと言われています。
こちらのブルーダイヤモンドは、かつて実業家のフィリップ・オッペンハイマー卿が所有していた稀少なカラーダイヤモンドです。
2016年5月に、大手オークション会社であるクリスティーズで競売にかけられ、この驚くべき金額で落札されましたが、落札者の詳細は明らかになっていません。どのような人物がこの美しいダイヤモンドを落札したのか実に気になる所です。
約2,900万ドル ザ・グラフ・ピンク(The Graff Pink)
ピンクダイヤモンドには珍しいエメラルドカット
指輪には24.78カラットのピンクダイヤが施されている
出典:dailymail
約4.956グラムのファンシーヴィヴィッドピンクのダイヤ
出典:The Cut
クラリティはインターナリーフローレス
出典:77 DIAMONDS
51億円のピンクダイヤを落札したローレンス・グラフ氏
出典:Eve’s Watch
第3位は、米国ドルで2,900万ドル(日本円で約44億円)もするザ・グラフ・ピンクです。
ザ・グラフ・ピンクは、2010年、スイスのジュネーブで行われたオークションで、グラフ氏の物になりました。かつては、かの有名なハイジュエラー、ハリー・ウィンストン氏も所有していたという、稀少なジュエリーでもあります。
このピンクダイヤは、所有者であるグラフ氏の名前がダイヤの一部に入り、”The Graff Pink”(ザ・グラフ・ピンク)と名付けられました。
実はこのピンクダイヤモンド、元は24.78カラットありましたが、グラフ氏が手に入れてから、さらに輝きと色を美しくするために磨きをかけたために現在の23.88カラットになったそうです。23.88カラットは重さに変換すると、約4.956グラム。一般的なダイヤの指輪と比較すると、かなり重みがありますよね。
こちらのピンクダイヤのクラリティですが、11段階ある透明度の中で上位2番目にあたる不純物がほとんどないインターナリーフローレスになります。ちなみにカラーグレードは、カラーダイヤの中でも希少性の高いファンシーヴィヴィッドピンクで、ほぼ幻の奇跡のダイヤモンドとも称されるほどです。
ザ・グラフ・ピンクの特徴は、ファンシーカラーのダイヤに珍しいエメラルドカットを施している点です。
約2,430万ドル ヴィッテルスバッハ・グラフ(The Wittelsbach-Graff)
31.06カラットのブルーダイヤモンド
クラリティ(透明度)はインターナリーフローレス
所有者名が入ったヴィッテルスバッハ・グラフ
出典:GRAFF 公式サイト
宝石商でジュエリーコレクターでもある所有者ローレンス・グラフ氏
出典:The National
最後になりましたが、煌めく最高級の指輪の第4位は、米国ドルで約2430万ドル(日本円で約37億円)もするヴィッテルスバッハ・グラフと名付けられたブルーダイヤモンドの指輪です。この指輪を手にしたのは、前述したローレンス・グラフ氏。超稀少なピンクダイヤモンドを手に入れた宝石商で、ジュエリーコレクターでもあるグラフ氏は、こちらのブルーダイヤモンドの持ち主でもあるのです。
実はこのブルーダイヤモンドは、ドイツ・バイエルンでは有名な家君ヴィッテルスバッハ家が所有していた由緒あるブルーダイヤモンドです。元は王家のダイヤモンドでしたが、時代の流れによって持ち主を変えながら、ついに2008年12月に世界一のオークション会社と言われるクリスティーズで出品されたのでした。
そんな深い歴史を持つ美しきカラーダイヤ、ヴィッテルスバッハ・グラフですが、こちらもやはり落札した宝石商であるグラフ氏の手により、さらに美しく変化しました。
元のサイズは、35.56カラットもありましたが、グラフ氏が手を入れリカットしたことで、31.06カラットになりました。サイズは小さくなりましたが、グラフ氏がリカットしたことによって、表面に付いていた傷を消すことができました。そのおかげで、ヴィッテルスバッハ・グラフは以前よりさらに輝きを増し、クラリティはインターナリーフローレスになったのです。
しかし、このブルーダイヤは由緒ある家君の所有物だったこともあったため、グラフ氏が手を施したことに対して、賛否両論の意見が多数挙がったのも事実です。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、世界でも最高級の指輪をご紹介しました。
みなさまのお気に召すような素敵な指輪があったでしょうか。
とはいえ、世界はまだまだ広いです。新たに高額な指輪が更新されたら、またこちらの記事でご紹介しようと思っています。
高額な指輪をお求めの読者様の参考になれば何よりでございます。
以上、「 世界で最も高額な指輪4選 」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。