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その癒し、5つ星級。人生を変える会員制リゾート

人生で一度は体験したいスカイスポーツ「パラグライダー」

人生で一度は体験したいスカイスポーツ「パラグライダー」

大空を鳥のように飛べたらどんな気持ちだろう、誰しも幼い頃に思い描いたのではないでしょうか。まさに鳥のように気流にのって飛べるのがパラグライダーです。

今回の5つ星マガジンではパラグライダーの魅力に迫ります。

パラグライダーの始まり

スイス アッペンシェル(Appenzell)

スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃、フランスでスカイダイバーが山の斜面からスクエアーパラシュート(四角いパラシュート)で降りたのが始まりで、アルピニストたちが登山のときに山を降りる手段としてパラシュートを使うようになりました。

大きなブームになったのは、1986年、フランスのアルピニスト、ジャン・マルク・ボアバンがモンブラン北壁の登頂後にパラグライダーで下山したことが世界中に広まったからです。
日本に入ってきたのはこの1986年です。はじめのうちは滑空性能が低く、スキー場のゲレンデで約35分滑空するくらいでしたが、楕円翼のパラグライダーが開発され、上昇気流にのった長時間フライト「ソアリング」が可能になりました。
空を飛ぶなんて特別な人にしかできないこと・・・と考えてしまいますが、特別な力がなくても15Kgほどあるパラグライダーの装備を持てれば、高齢でもできるそうです。

国内では北海道、那須、鳥取砂丘、阿蘇など、各地にパラグライダーができるところがあります。一人で飛ぶにはスクールでライセンスを取る必要がありますが、インストラクターと一緒に飛ぶタンデムなら初めての人でも手軽に体験できます。
今回は兵庫県丹波市のロールアウトパラグライダスクールを訪ねました。

カラダ全体で風を感じるパラグライダーの魅力

加藤豪さん

兵庫県は、北は日本海、南は瀬戸内海に面した、日本で8番目に広い面積を誇る県です。丹波市は南北のほぼ中央部に位置する内陸部のまちです。山に囲まれたのどかなエリアにロールアウトパラグライダースクールがあります。

代表の加藤豪さんは、日本リーグチャンピオン(1997年、2001年、2002年)、ワールドカップランキング9位(2002年)、アクロバット(曲芸飛行)の第1回世界選手権出場(2005年)、日本選手権2位(2011年)、クロスカントリーリーグチャンピオン(2013年)という輝かしい経歴の持ち主です。今は、「飛ぶことを日常に」をコンセプトに、スクールを中心に指導したり、会員らと国内各地で飛んだりしていますが、かつてはヨーロッパ各国で開催されるワールドカップを転戦していました。

イタリア サレマラジーノ(Sale Marasino イゼオ湖周辺の町)

パラグライダーは上昇気流を利用して高度を上げ、左右のハンドル(ブレークコード)を操作して気流に乗って目的地まで移動します。訪れた日の午前中は、スタート地点の地上500mから、上昇気流をつかまえて1500mまで上がり、雲を下に見ながら8km先まで空中飛行を楽しんできたそうです。

8kmを往復するくらいは序の口で、丹波市から日本海まで飛ぶこともあるそう。たぶん45kmくらいはあるはず。もちろん飛行計画を立てて準備を万端にして行きますが、100kmくらい飛行することもあるそうです。

パラグライダーの一番の魅力は、身軽な装備で空を飛べることでしょう。自分の肌で自然の風や季節の香りを感じ、上空からの美しい景色を目に焼き付けることができます。「地面から立ちのぼってくる草の香りが心地よくて、トンビやコウノトリが一緒に旋回してくれることもある」と加藤さん。

知識さえあれば安全に空を飛べる

加藤さんは、「パラグライダーで飛ぶために強靭なカラダはいらないので、スポーツの一つとして長く楽しめます」と言います。実際、ロールアウトのメンバーには、定年後に始める人や70歳を超えても飛んでいる人、女性もたくさんいます。

パラグライダーはパラシュート素材でできているし、もしものときに備えてレスキューパラシュートも装備しています。とはいえ、カラダひとつで空を飛ぶのは危険ではないのでしょうか。

加藤さんは、「知識は必要ですが、基本的なルールを守って飛ぶので安全性は高い」といいます。その場所の地形を知り、天気図を読み、気流や高度を把握してグライダーを操作します。無線機で仲間とやりとりし、GPSで現在地を確認、高度昇降計は上昇中か下降中かを音で知らせてくれます。アタマを使って気流をうまく活用し、「絶対に無茶をしない」スポーツがパラグライダーなのです。

初級者は山の上からテイクオフしたら下降するだけですが、上級者になると上昇気流にのって高度を上げるソアリングを楽しむことができます。

初めてのパラグライダーはタンデムで気軽に

空を飛ぶのがどんな感覚なのか、まずはインストラクターと一緒に飛ぶタンデムフライトで、その爽快さを体感してみましょう。装備は料金に含まれているので、服装は肌を露出しない長袖・長ズボン、トレッキングシューズなどの足首まであって脱げない靴を用意しておきます。

ロールアウトパラグライダースクールのスタート地点は標高620mの岩屋山。高度差は500mです。フライト可能な条件は天候や気流に左右されますが、ここは3方向に飛び立てるため、風に合わせてタイミングを選べます。つまり、高い確率でフライトができるのです。動画による説明を見て、スクールの車でスタート地点まで向かいます。

スタート地点

車を降りたらヘルメットやハーネスを装着してスタート地点へ。スタート地点の向こうは遮るものが何もない空間。背中側のインストラクターとしっかりハーネスでつながっているとはいえ、空に向かって駆け出すのは緊張する瞬間。「走って!」の声と共に前のめりに走ると、次の瞬間にはカラダがふわりと浮き上がり、あっという間に空中散歩が始まりました。

上空から眺めるまちなみ

椅子に腰掛けたような状態でカラダはとってもラク。冷たい風が心地よく感じます。飛んでしまえば、恐怖心などなく、見下ろす山の稜線、パッチワークのように色違いで広がる畑、遠くの山に傾きかけた太陽など、初めて見る景色にワクワク。インストラクターと会話ができるので、質問をしたり、写真を撮ってもらったり、ゆらりゆらりと遊覧飛行を楽しみます。

徐々に高度を下げて着地点に近づくと、足を上げてお尻からソフトランディング。10分弱の飛行はこれまでにない体験として記憶に刻み込まれました。

着地スポット

  • タンデムフライトコース13,000円  ※価格表示はすべて税込

初級者のレッスンは、浮く感覚を覚えることから

一人で飛ぶ楽しさを実感したい人は、地上で体験レッスンを受けることができます。パラグライダー専用の広いフィールドで装具の着け方から実習して浮く感覚をカラダで覚えます。小高い丘から合図と共に走りだし、風を受けたら頭上でパラグライダーが広がり、ふわりと浮き上がるとちょっと感動!

インストラクターのサポートがあるので、飛ぶタイミングは万全。地上から2メートルほど浮いた状態をカラダで覚え、離陸と着陸の練習をします。

  • 地上体験コース…5,500+入山料1,000
  • 地上体験+タンデムフライト…17,000+入山料1,000

ライセンスコースでパラグライダーの本格デビューを目指す

パラグライダーには初級ライセンスであるA級から、B級、ノービス、パイロット。さらにはクロスカントリーというライセンスがあります。
JHF(公益社団法人 日本ハング・パラグライディング連盟)が日本の統括団体として、技能を認定して技能証を発行するもので、日本各地のフライトエリアで飛ぶためには、この技能証の所持が義務付けられています。

「楽しんで飛びながら自然に身につきます」と加藤さん。日本でも徐々にライセンス所有者が増えていることから、愛好者が増えているのがわかります。

  • 初級/AB級ライセンスコース…44,000円(有効期間 1年間)
  • 中級/NP(ノービスパイロット)コース…33,000円(有効期間 5ヶ月間)
  • 中級/P(パイロット)コース…33,000円(有効期間 5ヶ月間)
  • 上級/クロスカントリーコース…33,000円(有効期間 1年間)
  • 上級/加藤豪のエキスパートフライトコース…33,000円(有効期間 1年間)

「空を飛ぶ」同じ趣味の仲間が集う場

着陸地点のすぐ近くにロールアウトの店舗があります。フライトしている人や、降り立つ人を見ながら、談笑するメンバーは和気あいあいと時間を過ごしています。パラグライダーは、天候や気流に左右されるスポーツです。天気予報を見てここに来ても、急に天候が変わって飛べないこともあります。朝は気流が乱れていても夕方は穏やかになる日もあります。愛好者には多少時間に余裕をもてる経営者層やリタイア層、気持ちにゆとりのある人が多いようです。

加藤かおりさん

「パラグライダーを趣味にする仲間同士、ここで情報交換をしたり遠征の計画を立てたりしています」というのは、取締役の加藤かおりさん。フランス、スイス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、スロベニア、トルコ、ドイツ、オーストリア、モナコなど、ヨーロッパ各地でフライト経験を積んだベテランパイロットです。

イタリア スエッロ(Suello コモ湖周辺の町)

イタリア サレマラジーノ(Sale Marasino イゼオ湖周辺の町)

今は日本の天候がよくない梅雨の頃に、天気がよくフライト確率が高いイタリアへの旅をコーディネート。「暮らすように旅する」「暮らしているように飛ぶ」がテーマの旅は、田舎町の常宿に滞在し、フライトを中心にゆっくりと時間を過ごします。日が落ちるのが遅いヨーロッパの夏、パラグライダーと美味しい食事とワインを楽しむ日々、なんて贅沢な時間なんでしょう。

日本では各地にあるフライトエリアを巡ったり、そのついでに旅先近くの温泉やグルメを楽しんだり、人によって様々な楽しみ方があるようです。

パラグライダーは種類によって値段が違いますが、初心者用で70万円くらい。お金にも時間にも、気持ちにもゆとりのある大人が楽しめるスポーツかもしれません。
まずはタンデムフライトで空を飛んでみませんか。

ROLLOUT株式会社
兵庫県丹波市青垣町市原645-1
TEL 0795-87-1825
営業時間 7:0021:00(電話受付)
定休日 火曜
URL  https://rollout.jp/

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