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バレンタインデーを世界一甘い思い出にする、超リッチなチョコレートのお話

バレンタインデーを世界一甘い思い出にする、超リッチなチョコレートのお話

もうすぐ、愛を伝えるためにチョコレートを贈る、ロマンティックなバレンタインデー。ですが近年は自分へのご褒美に、高級チョコレートを購入する人が増えています。自分だけの密かな楽しみのために惜しみなく買いたくなる、そんな魅惑的なチョコレートを発表する凄腕のショコラティエは、アーティスト同様にリスペクトされる存在です。実力あるショコラティエが次々と登場する中でも、最高峰の作り手によるリッチでクリエイティブなチョコレートや、希少価値の高い高価なカカオを使用した超レアなチョコレート、そして最近注目される栄養豊富なスーパーフードとしてのチョコレートなど、心も味覚も満たしてくれる、贅沢な甘い世界をご紹介しましょう。

ギネスブックに載る世界一高いチョコレートとは?

ロイター通信による2018年の発表で世界一高いチョコレートは、ポルトガルのオビドスで、恒例のチョコレートフェスティバルで披露された、「世界で最も高価なチョコレート」。ダイヤモンド型をしたそのチョコレートはスパイスとしてサフランの茎、フランスのペリゴール産白トリュフ、マダガスカル産バニラ、金粉が使用されていたそうです。価格は、一粒約101万円。製作者は、ショコラティエのダニエル ゴメス氏。

この他にも、高価なチョコといえば一時期は日本にも進出していたニューヨークセレブ御用達のセレンディピティ3のデザート。中でも最も高価なメニューは、Frrrozen Haute Chocolateいうチョコレートのデザートで、値段は25,000ドルだったそうで、カップやスプーンは金で作られていたそうです。

食べ終わるまでのわずかな時間の刹那な贅沢は、罪悪感など微塵も感じずに、ただしあわせに味わいたいものです。

出典:N&F MAGAZINE

最高峰ショコラティエの世界

世界最高峰のショコラティエを決めるワールドチョコレートマスターズ

世界最高峰のショコラティエを決めるワールドチョコレートマスターズは、

チョコレートに特化した技術、創造性、味覚を競う世界唯一、最高峰の大会です。ショコラトリー、ガストロノミー、パティスリーのプロが参加し、世界一が決定します。

2015年までは2年に一度、それ以降は3年に一度の開催となり、前大会は2018年、次回は2021年に開催されます。2020年になったばかりでまだまだ先なんて思われる、五つ星マガジン読者の方もいらっしゃるかも知れませんが、実はファイナルの世界大会に向けて予選大会がもうすぐ始ままろうとしています。

2021年開催ワールドチョコレートマスターズのテーマは「明日」

大会の各国内予選は、20203月から20211月にかけて、参加する5大陸、20か国で開催されます。

「明日」というテーマに合わせて、TASTES(栄養科学と職人技を組み合わせ、斬新なセンスによる健康的、バランスの良さ)、LOOKS(新鮮で多様な体験のデザイン)、FEELS(倫理、エコロジー、サステナビリティ、テクスチャー)を表現することが求められます。

ただおいしいだけでなく栽培される環境から食べ終わった後のエコロジカルな行動まで、また生産をはじめチョコレートに関わるすべての人のしあわせまでも意識した創造が求められています。

最高峰のショコラティエによってチョコレートで表現される「明日」は、きっと私たちをしあわせにしてくれるでしょう。

チョコレートソースをかけると表情が変わる垣本氏のデザート 出典:はらへり

最高峰ショコラティエ・パティスリー

本場ベルギーやフランスはもちろん、世界で高い評価を得ている日本のショコラティエも何人もいます。そんな中から外せないショコラティエをご紹介します。

垣本晃宏氏(京都 アサンブラージュ カキモト)

2013年、2018年と連続してワールドチョコレートマスターズ第4位を獲得。ショコラティエだけなく、パティシエ、キュイジニエとしての顔を持ちます。チーズのようにカットされたチョコレートは、木の芽、みょうがなどの香りとの見事なバランス、口どけの優しさへのこだわりも特長です。パティシエ、キュイジニエとしての感性を生かしてのサプライズ感のあるクリエイティビティも魅力です。

ピエール マルコリーニ

ピエール・マルコリーニ氏 出典:ピエールマルコリーニ公式サイト

2015年ベルギー王室御用達の称号を得るベルギーの代表的なショコラティエです。日本でも人気が高い彼のチョコレート作りの特長は、カカオ豆をはじめとする原材料へのこだわり。カカオの品質を見極めるファクターとして地域、熟成、焙煎への基準を持ち、ここから独創的で大胆なアロマのチョコレートづくりが始まります。

ジャン ポール エヴァン

デザイナーのように毎年テーマを選んでコレクションを発表、さまざまなカカオをブレンドしてオリジナルのタブレットを創ります。数々のショコラティエランキングの常連で、日本でも有名なショコラティエです。

ピエール エルメ

ピエール エルメ氏 出典:ピエールエルメ公式サイト

ヴォーグ誌からパティスリー界のピカソと賞賛された第一人者。五つ星マガジン読者の皆さまも一度は聞いたことがあるでしょう。日本の企業ともコラボレーション企画の多い(最近ではミスタードーナツ)パティシエです。 チョコレート作品は、独特の輝きやまろやかさ、芳香があります。

 

チョコレートの超レアな厳選素材、カカオの世界

カカオマスとは? カカオニブとは?

チョコレートの原材料となるのは、一般的にはカカオマス・カカオバター・砂糖・乳成分などです。

その中で特にチョコレートの風味を決める重要な材料が、カカオマスです。カカオの実から取り出したカカオ豆を発酵させて乾燥し、ローストします。これを砕いたものが、スーパーフードとして話題のカカオニブです。カカオニブは、濃厚なチョコレートの風味は持ちながら甘くはなく、カリカリとした食感でまとわりつくことなく食することができ、おいしく楽しみながら続けられるスーパーフードと言えます。パティシエやパン職人の中には、カカオニブをそのまま使用する人もいます。

このカカオニブをすりつぶしてペースト状にして冷却し、固めたものがカカオマスです。

カカオの品種は?

カカオの品種は、大きくクリオロ種、フォラステロ種、トリニタリオ種の3種類に分類されています。クリオロ種は古くからある品種で風味豊かで上品な味わいの高品質なカカオですが、病害に弱くデリケートで栽培が難しいため、生産量は少なく、その分高価で取り引きされています。

フォラステロ種は、苦味が強いのが特徴で栽培しやすい品種のため、現在流通しているカカオのほとんどがこの品種になっています。

トリニタリオ種は、クリオロ種とフォラステロ種を交配したもので、両方の良さを備えていると言われています。

超レアなチュアオ、カカオのロマニコンティ

幻のカカオと呼ばれるのが、チュアオカカオです。生産量が少なく希少価値が非常に高く、超高価で取り引きされています。特長は、柑橘類のようなフレッシュな酸味と桃のようなクリーミーな風味なのだそうです。名だたるショコラティエたちも、このチュアオカカオを原料とし、その名前を付けたチョコレートを発表しています。

希少価値の高いアリバ(ナシオナル)カカオは、ポリフェノールが豊富

アリバカカオも希少価値の高いカカオで、生産量はカカオ全体の2%ほどしかないそうです。アマゾンを起源とするカカオの原生種に近い品種といわれています。その香りは花のようなのだそうで、ポリフェノールを豊富に含んでいるという特長もあるそうです。日本の会社であるMAMANOが厳選した農家より直接買い取りして製品化しているため、安定してアリバカカオのチョコレートが楽しめます。

テオブロマ・カカオ、神々の食べ物と呼ばれる理由

カカオの学名は、テオブロマでこれはtheos(神)とbrom(食べ物)を合わせたギリシア語で、神々の食べ物という意味があります。カカオの歴史は古く、当初は食べ物ではなく薬として使用されていたそうです。マヤ文明より前の時代から身体によいと認識されていたそうで、栽培も焙煎加工するのも難しいことから、たいへん貴重なものとされてきました。

恋をすると分泌が増えるというフェニール・エチル・アミンというホルモンの分泌を、カカオが促進するといもいわれています。そんな媚薬的な効果を、昔の人は感じ、神々の食べ物と呼んだのかも知れません。

スーパーフード、チョコレート

このところ、カカオの栄養価が注目されています。特にピュアなカカオ成分に近いほど栄養価が期待されるので、砂糖や乳成分などのブレンドは少ないほうがよく、原料のカカオを砕いただけのカカオニブはとくにスーパーフードと呼ばれて注目度も高いです。カカオニブの風味はチョコレートと同じですが、甘みは全くありません。

栄養素として注目されるのは、カカオポリフェノールとカカオタンパクです。

カカオニブに含まれるポリフェノールには、活性酸素の働きを抑え老化防止効果が期待されます。さらに、便秘予防によい食物繊維の一種であるリグニン、血流を促し集中力を高める効果のあると言われているテオブロミンなども含まれています。

ただし、カカオニブの50%は脂肪分なので摂取し過ぎないように注意しましょう。

カカオニブ

リッチなチョコレートの世界を知るためのワード集

2020年のチョコレートを知る上で知っておきたいワードを紹介します。

フェアトレード

生産に従事している人々の利益や環境を保護し、持続可能な発展を目指す取り組みをし、フェアなトレードを行っている会社を、支持する人が増えています。大量生産でだけではなく、希少品種のカカオなどのていねいな生産を大切にすることによって、品質のよいおいしいチョコレートがずっと食べていけたら素敵です。

ビーン トゥ バー

カカオ豆(ビーン)から板チョコ(バー)まで、チョコレートづくりの全ての工程を自社で一貫して行う新しい製造スタイルです。作り手のこだわりが感じられ、安全性の高いチョコレートへの期待も高まります。

シングルオリジン

通常の多くのチョコレートは、カカオ豆をブレンドして作られます。シングルオリジンは、単一原産国のカカオ豆だけで作られます。産地ごとのカカオの特長が

リアルに表現されます。デリケートなチョコレートのおいしさをじっくりと味わう楽しみがあります。

まとめ

口に含めば一瞬で溶けてしまうチョコレートですが、その味わいの余韻に心はいつまでもうっとり。ショコラティエや原料を知れば、ますます魅力は増していきますね。

大切な人へ、自分へのご褒美に。リッチなチョコレートをチョイスしてみてはいかがでしょうか。

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