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鉢の上の小宇宙?! 世界一高価な盆栽のご紹介

鉢の上の小宇宙?! 世界一高価な盆栽のご紹介

5つ星Magazineの読者のみなさまは、盆栽に興味はございますか?

優雅に愛情をかけ育成を楽しむ盆栽の世界はとても人生を豊かにしてくれます。それも本当に高額な盆栽となると息を飲むほど美しく、圧倒的な存在感を放っていきます。

本記事では、世界でも最も高額な盆栽や魅力についてご紹介します。

世界一高額な盆栽

早速ですが、世界一高価な盆栽についてご紹介です。

こちらは、2011年に高松市で行われた『アジア太平洋盆栽水石高松大会』の時に出展されていたもので、樹齢300歳だと言われています。

以下の画像がその盆栽なのですが、幹の太さや剪定された枝葉の形に圧倒的な存在を感じますね。さらに、驚きなのが買い手がついているということです。

決して安い買い物ではないのですが、この盆栽に価値を感じ、購入できるということは、相当の資産をお持ちな超富裕層の方であると思われます。

世界一高額な盆栽

盆栽とは

中国の唐の時代に行われていた「盆景(ぼんけい)」が平安時代に日本へ入ってきて始まったものです。
鎌倉時代には武士階級の趣味として、広く普及していきました。

盆栽の醍醐味は、自然の風景を植木鉢の中に切り取って作り出すところです。
その植物の野外で見られる大木の姿を、鉢の上に縮小して再現することを目指すもので、そのために剪定を施したり、自然の景観に似せるために枝を針金で固定し、時に屈曲させ、あるいは岩石の上に根を這わせたりとさまざまな技巧を競うのも楽しみの一つとされています。
生きた植物なので「完成」というものがなく、常に変化するのも魅力のひとつです。
以前は、熟年の方の趣味というイメージでしたが、近年では世界中で盆栽が注目されつつあります。高尚な趣味として楽しむ人が増えてきたのです。
小さな苗が毎日少しずつ変化していくさまに愛着を感じるのは、どうやら日本人だけではないようです。

 

盆栽の評価基準と楽しみ方

では、盆栽はどのように楽しむものなのでしょうか?
もちろん育てる楽しみもありますが、鑑賞して楽しむためのごく基本的なポイントをご案内します。
木の部位ごとに大きく分けて4点

  1. 根 根張り
  2. 幹 立ち上がり
  3. 枝 枝ぶり

が挙げられます。

根 根張り

盆栽を観賞するとき、最初に根の張り具合を見ましょう。歳月を重ねて盛り上がった根が、土をしっかりとつかむ姿には、樹木の強い生命力が表れています。あらゆる方向に根を伸ばす「八方根張り」が理想の一つとされます。

根張り

幹 立ち上がり

樹木を支える幹は、盆栽の見どころの一つです。根元から最初の枝までの幹は「立ち上がり」と呼ばれ、ここから上に向かって伸び広がることで、大木のような迫力を生み出します。また幹の肌は樹木の種類によって異なり、松の盆栽では、歳月を経て層を重ねた肌が大きな魅力となるのです。

立ち上がり

枝 枝ぶり

盆栽の輪郭を形づくるのが、幹から伸びる枝です。大きな枝がバランスよく配置されており、見苦しい「忌み枝」の無いことが、よい盆栽の条件の一つです。また冬に落葉した木では、細かく分かれた枝先が見どころになります。

枝ぶり
「忌み枝(いみえだ)」とは盆栽用語で、樹形の美しさを損なう不要な枝のことを指します。さらに、樹形を崩すだけでなく、他の枝への日当たりや風通しを悪化させ、樹の成長を妨げる要因となるため、適宜剪定を行う必要があります。

葉は幹とともに、盆栽の印象を大きく左右する要素です。
同じ樹種でも、葉にはそれぞれ個性があり、たとえば五葉松では、葉が短く光沢のある木が、盆栽に仕立てる「種木」に選ばれます。またモミジなどのように、紅葉の季節に赤く色付くさまも大変に美しいものです。

他にも『ジン、シャリ』という歳月を経た盆栽の幹や枝の一部が枯れて、そのままの形を残す幹が白い肌を見せることで、緑色の葉と美しいコントラストを生み出すものもあります。枝先のものを「ジン(神)」、幹の一部が枯れたものを「シャリ(舎利)」と呼びます。以下の画像をご参考ください。

舎利

白い部分が枯れている「舎利」で、ご覧のように、生きている幹の部分とのコントラストがハッとするほどの美しさを生み出しているのです。

これは、盆栽の楽しみ方のほんの序の口で、鑑賞の仕方、育て方など本当に奥の深いものです。
一度実物をご覧になるのも、面白いかもしれませんね。

 

珍しく変わった樹種のご紹介

世界でも最も高額な盆栽はやはり日本産でしたね。

そしてお次はとっても変わっていると言って良いのかわかりませんが、風変わりな盆栽をご紹介します。

現代は、鉢の中にどんな樹種を入れるかは硬いセオリーが崩れてきていて、海外でもさまざまなスタンスが広がっています。

 

きのこ

盆栽にできる植物は松柏類などの伝統的な木だけではありません。

近年では、きのこなどの菌類も盆栽として育てられるようです。きのこは日光も肥料も必要としないため飼育もお手軽で、手間もかかりません。加えて、しいたけやなめこといった食べられるきのこを栽培すれば、育てて楽しく食べておいしいと一石二鳥です。

きのこを盆栽として育てる人はまだそれほどいないため、人とは一風違った盆栽を育てられます。

 

虫植物

熱帯地方に産する食虫植物を盆栽として育てることもできます。

食虫植物は日本離れした派手な外見が多く好悪の分かれるところですが、どこか愛嬌を感じさせるところもあります。もしも食虫植物を盆栽として育てられれば、あなたの生活にいつもと違う刺激が加わるでしょう。

食虫植物の盆栽はモウセンゴケやハエトリソウ、サラセニアといった様々な品種が販売されており、庭先の都合に合わせて選ぶことができます。卓上盆栽も販売されているため、どこでも楽しめる点もありがたいです。

 

ハイビスカス

本州に住んでいる方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、大輪のハイビスカスの花は何とも言えない華やかさがあります。

ハイビスカスを盆菜として育てて、みごと花を咲かせてみてはいかがでしょうか。真っ赤なあでやかさを持つ花を咲かせられたなら、格別の感動が待っていること違いありません。

熱帯性の植物では、他にもブーゲンビリアなどを盆栽として育てている人も存在します。

 

バオバブ

バオバブという木をご存じでしょうか。バオバブはすべすべした幹を持ち、天辺近くにしか枝葉が無いというユーモラスな姿をした木です。

アフリカのサバンナによく生えており、テレビ番組にもよく出てきます。あるいは童話「星の王子さま」で知った人もあるかもしれません。

実はバオバブも盆栽として育てることができます。小さくても愛嬌のある姿はそのままで、そこにあるだけでなんだか気持ちが楽しくなります。バオバブはあなたの日常をより楽しくてくれるでしょう。

 

ジャイアント・セコイア

あまり馴染みのある名前ではないかもしれませんが、ジャイアント・セコイアは世界一高い木として名を馳せています。

アメリカ合衆国に存在する「ビックツリー」という木は高さ92.6mとビル並みの高さを誇り、樹齢は1,500年を数えます。

世界最大の木と同じ樹種であるジャイアント・セコイアを盆栽として育ててみてはいかがでしょうか。海外では盆栽の題材としてはポピュラーで、ちょうど日本の盆栽の松と同じような位置づけです。日本の植物には出せないダイナミックな味わいが出せそうです。

 

最後に…

ここまでの長文をお読み下さりありがとうございます。

このような樹種が混ざった世界も新しい盆栽の世界の展望となっていくのでしょうね。

以上、「鉢の上の小宇宙?! 世界一高価な盆栽のご紹介」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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