「純金」の基礎知識や資産管理方法を改めてご紹介
2020年、純金は史上最高取引価格を更新し、世界経済不安の中で多くの方が資産管理の手段の一つとして純金を検討しています。
可能なら最も安全と言われている純金資産を長期安定して守っていきたいですよね。
本記事は、5つ星Magazine の読者様へ、運用方法が多岐に渡る純金資産運用の基礎知識などをご紹介していきます。
実は投資要素の強い純金
純金を購入される方の多くは、資産を守る側面と共に、「投資」として意味合いを強く持つものです。
投資と云われるその理由は…
- 所有しているだけでは利息はつかない
- 金の価格が下がると、その差益は損失
- 金価格が上昇するとその差益は利益
- 純金の価値は変動しづらい → 安全資産
- 世界情勢で価値が変わる
純粋に純金をアクセサリーとして所有する喜びを謳歌する目的と、上記のような利益を目的としても運用が可能なことが純金の特色とも言えます。
もし、『確実に資金を増やす』のであれば、損失のない定期預金等しか考えられず、純金には貨幣価値における『損失』のリスクを有することは避けようのない事実でもございます。
しかしもちろん、金相場が上がれば利益が発生するのですが、「100%の利益を約束するものではない」という中で、「安全資産」と言い切ることは現状難しいものであることも確かなのです。
純金の強さが人々の安心感を生む
- 価値がゼロになることはなく、投資の世界でいう「損切り」にあうことがない
- ある意味現金よりも換金性が高く、世界中で純金価値の差が生まれにくい
- 金融・経済不安などにおける価値の暴落には左右されない
- 現物を保有することができる
- 所有している純金に保険をかけることができる
- 世界最強の保管金庫を利用することができる
- 5年以上の保有で税金が減額される
価値が無くならず、換金性が高い
純金(金地金)は究極の現物資産であり、株や債券などと違って紙屑同然になることは史実を見渡しても起きていません。世界各国で換金できるという点も魅力です。
金融不安などに左右されない
金はそのものに価値があるため、政治経済が不安定でもあまり影響を受けません。このため、不景気、経済不安になると、金の価値が上がるといわれています。これが、最近の経済危機の中で、金相場への投資が急速に注目を集める理由でもあるのでしょう。
また、現金よりも安定しているので、財産を長期的に安定して保有したいという人にも、金の所有は向いているといわれています。金自体に価値があることから、「守りの資産」であるといえるでしょう。
現物を保有することができる
紀元前の昔から、金は見た目の美しさを超えた価値を持つ物質として、富の象徴として人の心を魅きつけてきました。
金地金は、購入すると実際にゴールドバーを手にすることができ、その独特の感触を楽しむことができます。ずっしりとした重さやひんやりした感触、それでいながらどこか温かみのある金の魅力を肌で感じられます。
5年以上の保有で税金が減額
金の売却時には、譲渡所得が課税されますが、5年以上保有すると、課税対象となる売却益が半分に減額されるメリットがあります。最大40%の累進課税の場合、20%も減額されます。
また、10年、20年といった長期的な視点で考えた場合に、価格変動に強い純金投資の威力が発揮される性質を持つので、長期的な投資をする人には適した資産運用手段です。
純金を購入する際のハードルとデメリット
先に言及した内容と重複する箇所もございますが、やはり投資にはリスクがつきものでございます。
純金を保有する際に注意しなければならない点をここには挙げます。
- 購入時にまとまった資金が必要
- 盗難の心配
- 売買する会社が異なると不利益になり得る
- 日本国内での2つの金取引リスク
まとまった資金が必要
金地金の販売は500g~1kgが中心で、ある程度まとまった資金(1Kg/700万円前後)が必要になります。最小単位の購入は、購入手数料が割高となってしまうので、500g以上を割り切って購入する検討も良いでしょう。
500g未満の純金を売買する手数料が高くなる理由として「バーチャージ」と呼ばれるものがあります。バーチャージとは、純金販売をする企業が、信頼のおける純金のクオリティを保全するため、一旦買い取りした金はそのまま再販せず、溶解・検査をして新しい地金に製造し直すので、その際の費用がバーチャージとして嵩むと言われています。
盗難の心配
純金そのものを手元においておく場合は、少量であっても盗難や災害のリスクが高くなります。
盗難保険や金庫保管サービスがありますが、それらのコストも必要経費に含めないと本当の利益率は算出できません。保険に関しては年間維持費がかかるものもございます。
しかし安全のため、多少コストがかかっても金地金取り扱い会社による保管サービスを利用も検討した方が良いでしょう。
売買する会社が異なると不利益になり得る
購入する会社と売却する会社が違ってしまうと、売却時に査定料を取られたり、買取不可となる可能性があります。よって購入企業と売却企業を同一にすることをおすすめします。
日本国内での2つの金取引リスク
金は、国際間ではドルで取引され、日本ではドルでの価格をその時の為替レートで円換算するので、「金価格の変動リスク」と、「為替リスク」の2重のリスクが存在します。国際金価格に変動がなくても、為替レートが変動すれば日本での金価格が変動してしまうため、どちらも気にしておく必要があります。
純金はどこで購入することがオススメか?
最後に実際の純金の購入はどこがオススメか一緒に考えていきましょう。
純金口座を選ぶ重要な定義として外せないこと
- 購入手数料と維持管理費用が明確で安いこと
- 定期購入が可能であること
- 少量でも大量でも手数料がかわらないこと
- 世界最高峰のセキュリティをもつこと
- 盗難保険をかけられる
- 純金の所有者であることを証明できること
- オンラインで即座に現金へと変えられること
至極当然のことなのですが、深堀していくと意外と難しいことでもあります。
まず、現在話題となっているETF投資での純金コモディティには、投資を行っても純金固有の所有権まではないと考えられますので所有権という意味ではアウトです。
日本国内では大手各社、銀行、小売販売店、そのどれもが手数料の高さが世界基準とかけ離れるほど高くなっており手数料という意味でそもそもアウトです。
定期購入を進めている口座開設の多くはバーチャージ手数料が高く、少量と大量の手数料の差が大きければやはりアウトです。
盗難保険に関して国内で不安に思う企業はありませんが、その保管維持費を明確にしていない口座は、純金ホルダーとしてはフラストレーションが積もることでアウトです。
販売手数料の違和感を見抜くには海外相場を読み解く洞察力が必要で、ロンドンやニューヨーク、そしてイギリス市場の動向によって主な価値がわかります。海外相場を明示して国内の買取価額をみせなければやはりアウトです。
いざ、純金に変えたい相場レンジの時に瞬時に換金できないのであればこれもアウトです。
と、意外と口座を選ぶことは実に多様な要素を含み難しいものですね。
筆者は12年ほど純金資産運用をしておりますが、上記全ての要件をクリアした海外口座を見つけて、最近国内の純金口座をから移したところです。
お金の管理は全て最終的には自己責任でこれは投資の世界では鉄則という前提で、5つ星Magazine の読者様へ1つご紹介できる純金口座があるとすれば、🔗 BullionVault(ブリオンボルト)でございます。ブリオンボルトに関しては、上記のことがオールクリアされていて、純金資産の学びをウェブサイトから深く学べるオススメの純金口座です。
ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?
最後に…
ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。
今回は純金の持つ魅力について触れてきました。
あの美しい輝きをその手とその目に感じるだけで、お金に対してより愛着を持てるようになるのではないかと感じます。
相場は上下するものなので必ず利益を産むとは言えませんが、資産運用の手段の一つとして純金を検討してみてはいかがでしょうか?
以上、
「純金」の基礎知識や資産管理方法を改めてご紹介 でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。