高級リゾートをベースに石垣島を満喫する旅

「ときリゾート コーラルテラス石垣島」は石垣島の北西部の海岸沿いに位置しています。リゾートからすぐに直接美しいビーチに行けて、最高のロケーションを楽しめます。この日は、朝の光に輝くビーチを散歩してゆっくりと朝食を済ませてから、利用者専用レンタカーのポルシェを借りてドライブにでかけました。
森を抜けてプライベートビーチへ
木々の向こうに海が見える
レストラン棟の庭からウッドデッキを通り抜けると、プライベートビーチへと続きます。南国の日差しと木々の香りが心地よいウッドデッキから森を抜け、海へと続く道は、非日常感たっぷりです。
木々の間から海が見えるとワクワクします。木の枝や葉に覆われた森の小径を抜けると、眼前に砂浜と青い海が広がります。
朝の光に輝く美しい海
前日の夕暮れに散歩した時よりも潮が引いています。晴れ渡る空に輝く海。朝の光を浴びながら寄せては返す穏やかな波を見ていると、ココロとカラダがパワーチャージされていく心地よさを感じます。
砂浜を歩いていると、あちこちに小さな穴。その横で貝殻が動いている?よく見てみると小さなヤドカリでした。たくさんの穴はヤドカリの巣でしょうか。様々な形のヤドカリが、あちらこちらでかわいらしい様子を見せていました。
干潮の海辺を歩く
午後、再びビーチへ行くと、朝の海とはまた違った風景が見えました。ちょうど干潮の時間。朝には波が打ち寄せていた岩のまわりも潮が引いて、歩いていくことができます。
砂浜から遠くない場所を選んで海の中を歩いてみると、水の深さは足首ぐらいまで。深くてもふくらはぎに届くか届かないかという程度でした。
近くには「青の洞窟」が
神秘的な美しさで知られる「青の洞窟」は、コーラルテラス石垣島からすぐ近く。敷地内からビーチに続く道に出ることができます。わかりづらいのでスタッフに確認してから行くといいですよ。
青の洞窟に近いビーチへと続く道は、まるでジャングルのよう。ちなみに、コーラルテラス石垣島のビーチへもウッドデッキができる前は、同じような道だったそうです。
慎重に海の中を歩きながら青の洞窟を目指しましたが、潮が満ち始めてきたため途中で引き返すことにしました。青の洞窟は石垣島の人気絶景スポットなので、シュノーケリングやシーカヤックなど、多数のツアーが実施されています。確実に行きたい場合は、ガイド付きツアーもチェックしてみてくださいね。
石垣島の天気は変わりやすく、1日中すっきりと晴れ渡る日は少ないとのこと。青空が広がっていたと思えば大きな雲で太陽が覆われてしまったり、雨が降ってくるのかと思ったら太陽が顔をのぞかせたり。朝の海と午後の海も風景が違って見えました。青空と青い海が南国そのもののイメージですが、刻々と変わる自然の景観も楽しみたいですね。
美しい景色とアクティビティの川平湾まで車で15分のドライブ
海を望むテラスでドリンク&お土産
川平湾に向かう途中、県道207号から細い坂道を進んだところにある川平ファームに立ち寄りました。店内でドリンクが飲めるので、私たちはそれぞれ、パッションフルーツのソーダとジュースをいただくことに。テラスに出てみると、木々の向こうに川平湾を見渡すことができます。
川平ファームはパッションフルーツやトロピカルフルーツを栽培し、ジュースやジャムなどを製造する専門店。店内には、画家でもあるオーナーの植物画が飾られています。広大な敷地内の庭園「石垣島サイエンスガーデン」では、たくさんの植物を観察することができます。
※石垣島サイエンスガーデン
[開園時間 10:00~17:00(最終受付16:00)、定休日 水・日曜日、別途入園料が必要]
お土産に、飲みきりサイズのマンゴージュースを購入することにしました。濃厚なマンゴージュースは、果実をそのまま食べているような味わいです。ほかにも心惹かれるものがたくさんあったので、オンラインでも注文できるのがうれしいですね。
■川平ファーム
沖縄県石垣市字川平1291-63
https://www.passion-jp.com/
その時々で変わる美しい海の色
降り注ぐ太陽の光や潮の干満で色が変わる川平湾は、石垣島屈指の観光スポット。1997年、於茂登岳(おもとだけ)とともに国の名勝に指定されました。干潮時にはエメラルドグリーンに輝く海の色が、湾の外から水が入りこみ、潮が満ちてくると青さを増します。刻々と変わる海の色は思わず歓声を上げてしまうほど。まさに絶景です。
川平公園の駐車場に車を止めて川平湾を歩いてみます。川平湾で楽しみたいアクティビティは、グラスボート。駐車場前にある海の駅KABIRAの並びにチケット売り場があり、15~20分間隔で運航しているので、まずは時間や運行状況をチェックしましょう。
遊歩道のある川平公園を散策
川平公園の遊歩道を歩いていて木の間から目に飛び込んできた川平湾の景色は、まるで木々の額縁に収まる美しい絵を見ているようでした。
砂浜に下りてみると、白砂に空と海、うかぶ小島の緑、いくつもの色が織り成す美しい風景が広がります。このままさらさらの砂浜に座り込み、ずっと海を眺めていたくなります。
グラスボートでサンゴ礁を鑑賞
川平湾の景色を堪能したら、グラスボートの乗り場へ。17時の最終便に乗り込みました。ちょうど満潮時で、川平湾は青々と輝いています。約30分の周遊で、約300種のサンゴ礁が生息する湾内のポイントを回りながら、ガラス張りになった船底から海の中をのぞきます。
ガラス越しの海の中には、手が届きそうなところで揺れるサンゴや、色とりどりの熱帯魚が泳いでいます。サンゴ礁や魚の種類、特徴など、スタッフの詳しい解説を聞きながら、夢中になって海の中を見続けていると、「時々顔を上げながら見てくださいね」と声がかかります。覗き込んだ姿勢を長く続けると船酔いしてしまいますので、ご注意くださいね。
サータアンダギーをつまみながらひと休み
周辺には、お土産物屋さんやカフェなど、いくつかのお店があります。塩サータアンダギーと書かれた個性的なイラストの看板が目に入りました。揚げたてのサータアンダギー3個とアイスコーヒーのセット(500円)をいただいてみます。
熱々の塩サータアンダギーは、外側カリッ、中はふわっとしていてマフィンのような食感です。石垣の天然塩が入ってあっさり後味もよく、軽く食べられます。
持ち帰り用は6個入って500円。グラスボートに乗った後で取りにくることにして、お土産と自分用に注文しました。ゆっくりと揚げて浜風でよく冷ました塩サータアンダギーの日持ちは2週間。食べるときはそのままでもオーブントースターで温めても。川平湾の風に吹かれながら食べた味そのままで、旅の思い出がよみがえります。
■TROPICALCAFE MAS(トロピカルカフェ マス)
沖縄県石垣市川平917-1
市街地まで足をのばしてお買い物
コーラルテラス石垣島から市街地へ
食堂や土産物店など、観光地ならではのお店が集まる市街地は島の南側。北側にあるコーラルテラス石垣島から車で約30分です。県道87号に入って於茂登トンネルを抜け、南へと進みます。コーラルテラス石垣島の周辺にはコンビニなどのお店がないため、ちょっとした買い出しも市街地で済ませておくと便利です。
石垣市公設市場で地元の食を体感
ユーグレナモールにある石垣市公設市場は、「食文化が体験できる交流拠点」として2021年にリニューアルしました。テーブルと椅子が並ぶフードコートのような半地下には、地元の食が楽しめる店舗が並んでいます。
こちらは熱々のかまぼこを実演販売中の金城かまぼこ店。昭和32年創業、新鮮な魚のすり身と全卵で作る八重山かまぼこのお店です。八重山かまぼこのルーツは、大量に水揚げされて売りさばくことができなかった魚をすり身にして、油で揚げて加工したものとのこと。新鮮な素材を使った素朴な味わいです。
袋に入ったおむすびのような商品は名物の「じゅーしーかまぼこ」。じゅーしーとは、郷土料理として親しまれている沖縄風の炊き込みご飯です。真黒のブラックじゅーしーは、石垣島産ウコン入りドライカレーをイカスミかまぼこで包んでいます。
すり身にニンジンやゴボウを混ぜて一口サイズに揚げた、代表的な八重山かまぼこ「たらし揚げ」は、ヴィラの部屋で食べるおつまみに買って、揚げたてのじゅーしーかまぼこを食べていくことに。ぎっしりと詰まったじゅーしーは食べ応えがあり、1個でランチに十分なボリュームでした。
さらに地元感覚のゆらてぃく市場
石垣島で採れた野菜や果物、肉、加工食品などがそろうJAファーマーズマーケット「ゆらてぃく市場」は、地元の人たちでにぎわっています。シークワーサーや四角豆など、東京や大阪ではなかなか見かけない食材もとってもリーズナブル。荷物になるとわかっていても、思わず買い込んでしまいます。旅先でマーケットに立ち寄ると、食材はもちろん、食品パッケージまでが珍しく、その土地の食文化に触れて、旅がいっそう楽しくなりますね。
ドライブの途中に地元の人で賑わっている個人商店に立ち寄ってみたり、農作業をしている人を遠目に眺めてみたり、美しい自然の景観から街の中まで、1日中たっぷり石垣島を楽しみました。市街地まで往復で1時間のドライブは、そんなに遠い距離ではないし、ヴィラに戻ればのんびりとしたひとときを過ごすことができます。今回、ある程度の土地勘が養われたので、次はもっともっと気ままに、のんびりとリゾートライフを楽しみたいと思います。
ときリゾート コーラルテラス石垣島
沖縄県石垣市桴海511
TEL: 0120-140-142
https://www.longlife-resort.jp/resort/ishigaki/