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その癒し、5つ星級。人生を変える会員制リゾート

最高のリゾート【ヒルズテラス函館】で北海道の大地の恵みを味わう

最高のリゾート【ヒルズテラス函館】で北海道の大地の恵みを味わう

10月、秋の気配が色濃く感じられる頃、久しぶりに函館を訪れました。今回の旅の目的はデジタルデトックスを兼ねて、ただただゆっくり北海道の自然を満喫すること。それならとホテルではなく、会員制の「ときリゾート ヒルズテラス函館」に決めました。広い北海道の移動は高速道路をひた走るため、レンタカーはゆったり乗れるアルファロメオを選んで、女子3人の旅が始まりました。

森と草原が広がる高級リゾート「ヒルズテラス函館」

まるで北欧にいるかのようなロケーション

ヒルズテラス函館

ときリゾートは箱根と石垣島を利用しましたが、どこもアクセスのよい場所ですが、道中に大きな看板が出ていません。それが静かなリゾートらしい演出で、場所を探すのも楽しくて、ナビを見ながらも慎重に車を走らせます。道央自動車道・森ICから10kmほど、国道5号に小さな看板が出ていました。そこを右折すると道の両側の畑には、収穫したばかりのカボチャが無造作に置かれているのが見え、そののどかな景色に、すでに癒やされています。

ヒルズテラス函館

しばらく走って、ときリゾートと書かれたゲートの中に入りましたが、まだゴールではありません。コテージが点在する広い敷地を道なりにずんずん進みます。途中でしっぽを振りながら吠えるバーニーズマウントドッグを発見、この子が看板犬のヒルズくんですね。情報は事前にチェック済みです。さらに進むと丘の上に北欧調の黄色い建物のフロント棟が見えました。草をはむ3頭の馬の横を通ってさらに進みます。ゲートからフロント棟までの距離に敷地の広さを実感するとともに、徐々にバカンス気分が高まってくるのです。

「ときリゾート ヒルズテラス函館」の敷地は約7万坪。森や草原、池など、自然の地形を生かしたロケーションの中に宿泊ができるヴィラが8邸だけという贅沢なリゾートなのです。

坂見要副支配人(左)、齊藤岳さん(右)

フロント棟の前に車を停めると、スタッフの皆さんが笑顔で迎えてくれました。案内されたソファーでお茶をいただき、チェックインの手続きをしながら、アクティビティのことや近くの観光情報を伺って、ついつい話しこんでしまいました。

ハイセンスなインテリアのヴィラでくつろぐ

今回泊まるデラックスヴィラを紹介しましょう。2階建てで2ベッドルームというタイプ。テラスも広くて、ゆったり座れるソファーが設置されています。

室内は、北海道産の無垢の杉が使われた北欧風インテリア。冬になると暖炉に薪が入って、やわらかなぬくもりが部屋中に広がります。

1階のベッドルーム。ほどよいスプリングのベッドでぐっすり眠れそうです。

冷蔵庫を開けると、サッポロビールクラシックとおつまみ。広い牧草地で遊んでいる馬を見ながら、しばし休憩です。

目の前には、雄大な駒ケ岳が夕日を受けて輝いています。夕食の時間まで、仲間とのんびりおしゃべりすることにしましょう。

待ちに待ったディナーはレストラン「函館モンシェリー」で

特別なディナーのはじまり

ヒルズテラス函館のレストラン「函館モンシェリー」は、主に北海道産の食材を使った創作フレンチです。食材の宝庫、北海道で地産地消をいただけるなんて、わくわくが止まりません。部屋までカートで迎えにきてもらって、レストランへ。

まずはすすめられた白のスパークリングワインで乾杯。キュッとひきしまった味がなんともいえません。「この7月に、ときリゾート会員限定イベントとして開催された『美食倶楽部』でお出しして大好評だったワインです」と坂見要副支配人。余市にあるOcciGabi(オチガビ)ワイナリーのものだそうです。

地元の食材が味わい深い料理に

【アミューズ/王様椎茸と蝦夷鹿肉のオーブン焼き】
直径13cmもの椎茸は、となりの七飯町(ななえちょう)、福田農園のもの。ブルーベリー、ハスカップ、ポートワインを使った甘酸っぱいソースでいただきます。「ジビエには甘酸っぱいソースが合います」とサーブを担当する齊藤岳さん。

【オードブル/函館産 鰤の冷製 昆布の風味と共に】
昆布〆した鰤のしっかりした身に、蝦夷ワサビのベネグレットソースとクレソンソース。ピリッとやわらかな辛味のソースで鰤がいっそうさわやかな味になっています。

【スープ/近海 渡り蟹の香り高いビスク】
渡り蟹に牛乳のエスプーマとセルフィーユをトッピング。濃厚な旨みがたまりません。

ここでオチガビワイナリーの白、ミュラー・トルガウ2018をいただきます。これもまた美味しくて一気にぐいっと。気候変動で北海道がワインの生産地として脚光を浴びており、来年には函館にフランス資本のワイナリーができるとか。

メインからデザートへ、美味重奏

【魚料理/野付産 天然帆立貝と北寄貝のポワレ】
道東、野付湾(のつけわん)で水揚げされた天然の貝をポワレにして、福田農園のタモギダケをフリットに。貝殻に入っている雲丹のヴァンブランソースを付けていただきます。白ワインベースのソースなので、ミュラー・トルガウともよく合います。 

【ソルベ/七飯町産プラムのフレーバー】
プラムとハスカップのシロップのソーダ割。口の中をさっぱりさせてメイン料理を待ちます。

【肉料理/白老牛フィレ肉のグリエ 地場野菜を添えて】
有名な白老の和牛をグリエにしてマデラソースで。地場野菜は、万願寺と黄色ズッキーニをこんがり焼いて、ヤマゴボウはバルサミコでさっぱりと、インカのめざめはグラタンに。それぞれの持ち味を生かした濃厚な味わいです。

【デザート/ヒルズテラス函館シェフ特製 くりりんフロマージュのキャラメリゼ】
糖度の高い森町のオーガニックくりりんかぼちゃをたっぷり使ったフロマージュは、こっくりとしたかぼちゃの甘みとチーズのさわやかさがなんともいえません。フルーツほおずきは北斗市のオーガニック。このくりりんフロマージュをまた食べたいと尋ねると、近くの「道の駅 YOU ・遊・もり」に売っているとのこと。もちろん翌日買いに行きました。冷凍で地方発送もできるそうです。

絶品料理に大満足の私たち。さらに付け加えるなら、北海道産全粒粉入り自家製パンも香ばしく味わい深く、ハーブティーのセレクトもとってもさわやかでした。

この素晴らしい料理を作ってくださった半洲毛(はんすけ)元義シェフは、間歇泉(かんけつせん)で知られる、鹿部町(しかべちょう)出身。フランス料理ひとすじに研鑽を積んだ料理人で、地野菜の力強い味を生かすために、必要以上には手を加えず、コース全体でいろんな味を楽しめるように組み立てています。印象的だったのは、酸味の使い方。「酸味は食欲を増しますから」と言われたように、しっかりと完食いたしました。

自室でいただく贅沢な朝食

キッチンで簡単な調理ができますが、リゾートに来たならシェフが作る朝食を食べたいもの。なにより、昨夜のコース料理に魅せられた私たちにとって、半洲毛シェフの朝食となれば楽しみも倍増。レストランでいただいてもいいのですが、自室に運んでもらえるサービスが始まったと聞いて、贅沢にも部屋食をお願いしました。

予定の時間にベルが鳴って、いそいそとドアを開けると、大きなバスケットに食材を入れたスタッフの方が室内へ。さっそくセッティングが始まりました。

ずらりとテーブルに並んだメニューに歓声が上がります。サラダは有機の生野菜が10種類以上。マーブルビーツ、紅くるりなどのめずらしいものやカラフルなプチトマトが華やか。わさび菜はピリリと刺激的で、これを胡麻ドレッシングか和風ドレッシングで味わいますが、野菜の味が濃いのでドレッシングは控えめでOKでした。

コーンスープのコーンは、甘みが強い七飯産の恵味(めぐみ)ゴールド。火を入れるとさらに甘みが際立ちます。
キッシュは、かぼちゃ、ホーレンソウ、玉ねぎ、ベーコンにパルミジャーノをたっぷりと。キッシュの具は季節によって変わるようです。

ベーコン、ソーセージ、オムレツに、なめらかな舌触りで味の濃いインカのめざめ。クロワッサンは自家製グーズベリー(すぐり)ジャムでいただきます。

大沼公園のそばにある山川牧場のジャージー牛の新鮮な牛乳とヨーグルトがするりと喉を通ります。
コーヒーを飲みながら相談したこのあとの予定は、せっかくだからヒルズテラス函館を満喫しようということになりました。

朝食をいただいて大満足の私たち。雨の上がったテラスに出ると、しめりけを帯びた空気が心地よくて、思わず深呼吸。部屋で備え付けのクラシックのCDを流して読書をしたり、散歩をしたり、テントサウナに入ったり、3人それぞれにデジタルデトックスだけでなくココロのデトックスもできた素敵な時間を過ごしました。設備やサービスもさることながら、特に旅行者が増えてきた昨今は、わずか1日8組だけの会員制リゾートという安心感は格別ですね。

取材・文 松田きこ

ときリゾート ヒルズテラズ函館
住所:北海道茅部郡茅部郡森町駒ヶ岳515-11
予約・問い合わせ:0120-140-142 (受付時間 9:0018:00 365日受付)
https://www.longlife-resort.jp/resort/hakodate/

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