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ロイヤルブルーティージャパン、世界のセレブに選ばれる日本茶

ロイヤルブルーティージャパン、世界のセレブに選ばれる日本茶

日本が初めて議長国を務めた、2019年6月開催のG20大阪サミット。その首脳夕食会で出されて話題をさらったのが、ワインボトルに入った日本茶「ロイヤルブルーティー」だ。

日本茶業界の常識を覆す数々の手法で生み出されたお茶は、新しい世界観と味で飲む人を虜にする。

日本茶本来の味を引き出すためのこだわり

京都宇治碾茶5,940円(税込)

ワインより高価な日本茶

京都・祇園の料理屋で、「ワインより高い日本茶がある」とすすめられた。興味をもって注文すると、ワイングラスに注がれたのは、白ワインのような色の「京都宇治碾茶(てんちゃ)」。上品なお茶の香りがふわりと漂い、口に含むとまろやかな甘みが広がる。存在感がありながら繊細な料理の味を邪魔しない、むしろ料理をより美味しくしてくれるお茶だった。

このお茶を製造するのは「ロイヤルブルーティージャパン株式会社」。同社が扱うお茶には、紅茶や青茶(ウーロン茶)など外国茶葉を使用したものと、主力商品である日本茶(緑茶)がある。1本750mlのワインボトルに入った4,500円ほどのものから、最高60万円のものまで。日常的に飲む日本茶とは大きく違う、まさに日本茶の新しい価値を創造したといえる。

手摘みの一級品茶葉のみ使用

栽培に適した土地の、かつ土づくりからこだわるなど、管理のしっかりした生産者と直契約。単一茶畑の職人による、手摘みの一級品茶葉のみを使用している。一般的には、生産性のために機械で茶葉を刈りとるが、それでは葉に傷がついてしまい、劣化も早くなる。茶本来の香りや旨味のためには、一枚一枚、人の手によって摘んでいくという、途方もない手間がかかる。

水出し抽出で旨みを引き出す

茶の抽出方法にも並々ならぬこだわりがある。3日から7日間かけて、じっくりと水出しをすることで苦みや渋みを抑え、旨みを引き出す。また、一般的なボトル飲料の製造時には加熱殺菌を行うが、加熱するとせっかく引き出した旨みも香りも飛んでしまうため非加熱ろ過除菌を採用。ボトル詰めする際に使用されることの多い薬品や添加物も、完全無添加だ。世界レベルの品質管理を行うため、2007年に国際認証機関SGSで食品衛生管理手法の国際規格、HACCPの取得を実現し、以降維持し続けている。

業界で「ありえない」と言われるほどのこだわりを尽くすのは、日本茶本来の色や香り、味を忠実に伝えるためというが、なぜそれほどまでの想いに至ったのか。

お酒だけではない、お茶に見出した新たな価値

料理に合うお茶との出会い

同社の代表取締役社長、吉本桂子さんはグラフィックデザイナーだったある日、友人に誘われて、神奈川県藤沢市にある中国茶のサロンに足を踏み入れた。そこは、料理に合った手摘みの青茶(ウーロン茶)を楽しむ会。お酒が飲めなくて、外食の席を心から楽しめなかった吉本さんは、料理に合うお茶をいただくことが、こんなにもリラックスしたひとときをもたらすのかと衝撃を受ける。一方で、こんな疑問をいだく。お酒を飲めない人は、飲む人と同じくらいいるはず。とすれば、なぜ、お酒文化と同じようなお茶文化が育たなかったのか。

当時、「デザインの力でもっと大きな何かを変えられないか」と模索している時期でもあり、一瞬にして「これだ!」と直感し、お茶の世界に足を踏み入れた。そのティーサロンで働きながら、お茶に対する学びを深めた。そして、純粋にお茶を楽しみたいという人が多いことに気づき、お茶文化を作りたいと、働いていたティーサロンのオーナーとともに創業を決意する。

日本茶の魅力を伝える決意

当初は、青茶、手摘みウーロン茶を主力にする予定だったが、研修のため訪れたお茶の産地、静岡で、日本茶業界の実情を知ることになる。

ペットボトル緑茶飲料の市場拡大により、茶葉の生産量は増えているが、大手メーカーが農家から買いとるのは、二番手、三番手の茶葉。ペットボトル茶の台頭により、急須でお茶を淹れる習慣が減少し、一番茶はますます売れ残るのだ。「日本茶の魅力を伝えることこそ、私のすべきことではないか」、と国内の茶畑めぐりが始まった。室町時代から続く伝統製法を守る茶農家や30年以上農薬や化学肥料を使っていない茶園など、貴重な農家と出会っていくことになる。

日本茶の新しい世界観を伝える

日本茶の魅力を伝えるブランディング

しかしながら、ペットボトル茶に慣れてしまった世間の意識を変えるのは簡単ではなく、納得できる品質のお茶が完成しても、1本何万円もするその価値はなかなか伝わらなかった。茶畑農家とともに苦しい時期は長かった。

しかし、商品の品質に確固たる自信があったため、「絶対に一流の人にわかってもらえる」と、信じていた。香りや色を楽しめるように、ワイングラスで提供することにもこだわり、試飲ですら紙コップで提供することはしない。そういった見せ方も実を結び、いまや国際線ファーストクラスや高級レストラン、ホテルなど、和食のみならず、フレンチやイタリアンなど数々の名店で選ばれるようになったのだ。

茶葉の特性を生かした味わいに

ロイヤルブルーティーの一部を紹介しよう。

「ジュエル オブ フラワーズ 花」(5,400円)は、福建省で栽培されたよりすぐりの緑茶(新芽のみ)を使用し、摘んだばかりのようなフレッシュなジャスミンの香りが特徴。飲んだあとの香りの余韻も心地よい。

「キング オブ グリーン マーサ プレミアム 木箱入り」(21,600円)は、日本を代表する名人、黄綬褒章太田昌孝氏が作る最高級の煎茶。美しい自然が残る天竜川の上流で栽培された茶葉は、香り高く深い味わいだ。

商品だけではなく、その思想や哲学も伝えたいと、今後は料理とのペアリング「茶宴」をより一層提案していきたいという。日本料理やフランス料理など、コース料理に合わせたお茶のフルコース。いまだかつて見たことのない新しい日本茶の文化が、広がりの様相を見せている。

〈ロイヤルブルーティー六本木ブティック THE T BAR

住所 東京都港区六本木7-18-15 1F

電話 03-6804-5566

営業時間 11時~19時

定休日 日曜、年末年始

〈ロイヤルブルーティー茅ケ崎ブティック〉

住所 神奈川県茅ケ崎市本宿町2-8
電話 0467-50-0098
営業時間 10時~18時(LO17時)
定休日 土曜、日曜、年末年始

オンラインショップ http://www2.enekoshop.jp/shop/rbt/
公式HP https://www.royalbluetea.com

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