箱根の隠れ家レストランと言えば

「レストラン芦ノ湖」があるのは、会員制の高級リゾート「箱根別邸」の敷地内。“会員制”と聞くと敷居が高くも感じますが、こちらのレストランは事前予約で会員でなくても利用することができます。
さらに、箱根という観光地にありながら、森のような雰囲気の高台に佇むので、とても静かで落ち着いた雰囲気。まさに「隠れ家レストラン」という言葉がぴったりです。

レストランに入ってまず迎えてくれるのが、こちらのウォールアート。巨大な市松模様の中には、芦ノ湖の雲が描かれ、とても壮大な雰囲気。一気に幻想的な空間に引き込まれ、これから始まるディナーの時間への期待感が膨らんでいきます。 

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レストラン芦ノ湖 料理長「お一人おひとりに丁寧に」

「レストラン芦ノ湖」で楽しめるのは、おだしにこだわった創作懐石料理。腕をふるうのは稲見忠考料理長。有名ホテルの料理長や統括料理長を歴任し、ここレストラン芦ノ湖で料理長を務めます。
「こじんまりとしたレストランなので、お一人おひとりのお客様と向き合いながら細かなところまでこだわることができる、料理人冥利に尽きる環境ですね。いちばん大切にしているのは、料理の基本。和食の基本と言えば、おだしです」と稲見料理長。
おだしのお水には、箱根神社の境内から湧き出る龍神水を使用。軟水で柔らかいお水は、鰹のおだしによく合うそうです。鰹節は血合いの少ないものを選りすぐり鹿児島から、あごだしは北九州から仕入れ、それらを粉末にして稲見料理長オリジナルの基本のだしパックを作っています。そこにお野菜のだしも入れて、お味噌汁や煮物など各お料理に仕上げるのが稲見料理長流。
「素材の味を引き立てるような、コクや深みを感じていただければ嬉しいですね。お漬物やお味噌も手作りしていますし、私の実家が畑もしているので、栽培方法からこだわって野菜やお米なども作っています」。

それでは、こだわり尽くされたお料理をいただきます。

おだしにこだわった創作懐石料理

この日のお料理は『龍神水晶鍋 極み』。肉や海鮮などこだわりの食材を、黄金色に輝くおだしでいただくお鍋がメインのコースです。

前菜

前菜は、「南京翡翠と塩雲丹」「鱈白子の煮凝り」「鯛の広島菜巻き」「鴨の有馬煮」「楚蟹と水菜の浸し」。
宮大工をされていたお父様の影響で職人の道に進まれたという稲見料理長。勝手ながらそのルーツを感じる美しい盛り付けです。

造り

お造りは、「焼津のまぐろ」「真鶴の烏賊」「稲取の地金目」「網代の鯵なめろう」「唐墨大根」。
醤油だけでなく、柚子胡椒のジュレや塩昆布などと一緒にいただきます。

メイン

メインは「水晶だし鍋」。稲見料理長オリジナルのおだしに、地元、箱根産の野菜や、豪華な肉や海鮮をしゃぶしゃぶしていただきます。
具材は、「伊勢海老と鮑」「天城地鶏丸 鮟鱇肝」「足柄牛の葱しゃぶしゃぶ」「箱根山麓野菜」。
箱根の豊かな自然に育まれた食材は、どれも味わいが濃く、パワーを感じました。それら素材の味を引き立てるのがおだし。食べ進むごとにコクを増し、進化する味わいを楽しめます。 

飯、椀

お鍋の後のごはんは、なんと稲見料理長の農園から届いたこしひかり。
「いもぼうと湯葉山椒」と「海老のゆり根饅頭 天豆真丈」と一緒に。 

甘味

デザートは「黒糖葛餅と三島果実とジュレ」。

記念日など特別なディナーにおすすめ

今回は、大満足のお鍋のコースをいただきました。メニューや食材の内容は、事前に料理長に相談することも可能。ご高齢の方からお子さままで、満足されること間違いなしです。

また、芦ノ湖が眼下に広がるレストランからの眺めは絶景。上の写真はお昼頃ですが、お食事の際は、夕景から夜景へ、刻々と変化する景色を楽しめます。
店内は広々としていて、利用するのは限られたお客様だけとあって、プライベート感の強い空間が広がります。たとえば、結婚記念日や誕生日会など。特別な時のディナーにぴったりです。サプライズをしたいという時も稲見料理長はじめ、お店のスタッフさんが心を込めて相談に乗ってくれますよ。
「箱根 とっておきのディナーが楽しめる隠れ家レストラン」のご紹介、いかがでしたでしょうか？ ホスピタリティあふれる極上の時間をぜひお過ごしください。