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ワイナリーのまち・余市で出会う極上ワイン

ワイナリーのまち・余市で出会う極上ワイン

ヒルズテラス函館で飲んだワインがとても美味しかったので、帰りがけにOcci Gabi Winery(オチガビワイナリーのある余市(よいち)に行ってみることにしました。ひとえにあのワインを買って帰りたいという思いで、函館から約190km、山々や牧草地、田畑などの雄大な景色を見ながら、高速道路を快適に走ります。

Occi Gabi Winery(オチガビワイナリー)

自社農園のぶどうで造ったワインをお土産に

2012年に誕生したオチガビワイナリーは、ワイン専用ぶどうの広大な畑を持ち、ここで収穫したぶどうでワインを造っています。オーナーの落希一郎氏は西ドイツの国立ワイン学校に学び、ウィーン郊外にあるオーストリアの国立醸造所で研修を受けた人。その技術を国内に持ち帰って長野や新潟でぶどう作りに取り組んだ後、2012年にこの余市でワイナリーを開いたそうです。

ショップにはワインはもちろん、ワインに関連する道具、おつまみなどもそろっています。私の小型のスーツケースに入れて持ち帰るには2本が限界かなと思い、ヒルズテラス函館で飲んだ2種類のワインをピックアップ。でも、店員さんに話を聞くと赤ワインで作った「ルージュ・スパークリング」もおいしそう。見た目にも華やかな色は女子会でウケそう…ということで、結局6本を自宅に送ってもらうことにしました。 

眺望レストランでランチスパークリング

せっかく来たのだから、併設のレストランでランチをとることに。メインディッシュを選べるランチメニューには、パン、サラダ、コーヒーが付いています。ここまで運転した私は友人にバトンを渡して、ヒルズテラス函館で飲んでとても気に入った「オチガビ ブラン スパークリング」をオーダー。さわやかな樽香と口の中でスッときれる辛口がたまりません。

北海道の食材をじっくり味わえるパスタ

地元余市町のブランド豚、北島ポークをじっくり煮込んだ深い味わいの麦豚ときのこのボロネーゼです。北島ポークは、餌に抗生物質を使わず、子豚にはアミノ酸を多く含む餌、大きくなってからは麦を多く与えているため、脂に上質な旨みがのるそうです。

北海道の海の幸をたっぷり使った贅沢なペスカトーレ。トマトソースに魚介の味がしみこんだ絶品です。

窓の外に広がるぶどう畑と庭園をながめながらいただく食事は、時間を忘れてしまうほど素敵なひとときでした。また食べに来たい、ワインを取り寄せて飲みたい、と思えたオチガビワイナリー。ワインの味はぶどうの出来が決め手です。自然の産物ゆえに、毎年同じ味になるわけではありません。熟成期間の長さによってもその味は違うでしょう。訪れた時はちょうどぶどうの収穫時期、次はどんな味のワインがいただけるのか、今から気になって仕方がありません。

Occi Gabi Winery
北海道余市郡余市町山田町635
0135-48-6163
https://www.occigabi.net/

余市の見どころ

余市町は、北海道の西部、積丹(しゃこたん)半島の付け根に位置します。北側は日本海に面し、その他の三方は丘陵地に囲まれています。余市の気候は、夏に雨が少なく、冬は道内の他の地域より寒さがゆるやかということで、フランスのブルゴーニュと似ているそう。ワインの醸造地として注目されているのはそんな理由もあるんですね。余市は果物のまちとしても知られており、ワイン用のぶどうの他に、りんごやサクランポなどの栽培も盛んです。その他、余市の観光スポットも紹介しましょう。 

ニッカウヰスキー余市蒸溜所

ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝氏が造った醸造所で、事務所棟など10の建造物が、国の重要文化財に登録され、重厚な建物を見るだけでも値打ちものです。工場見学は予約制ですが、ニッカミュージアム・有料試飲コーナー・ギフトショップ・レストランは、予約なしで利用できます。(写真は予約者用入口)

奇岩えびす岩・大国岩

白岩町の海辺に並んで立っているえびす岩と大黒岩。そういえば形が七福神のえびす様と大国様に似ていますね。夫婦岩(めおといわ)とも呼ばれる、不思議な形の巨岩です。

奇岩ローソク岩

豊浜町の沖合約500メートルのところには、海上から高さ45メートル以上の巨岩が立っています。岩質がもろく、何度か崩落を起こしていますが、昭和10年代の大きな崩落で現在の形になったそうです。

鮭が遡上する余市川

私たちが訪れた10月、ちょうど余市川を遡上する鮭を見ることができました。川面に見えるたくさんの水しぶき、そこに大きな鮭が何匹も泳いでいます。実際に目にすると自然の営みの素晴らしさを実感しますね。

気候変動によって、北海道がワイン用のぶどう栽培や醸造に適するようになってきたそうです。北海道の食材のおいしさはピカイチ、それに国産のおいしいワインとくれば、ますます北海道旅行の魅力が増しますね。
ヒルズテラス函館をベースに少し足を伸ばせば、余市や札幌も観光できます。長めに休暇をとって、ゆっくりと過ごせた旅でした。今度は違う季節にも訪れたいと思います。

取材・文 松田きこ

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